北方城(本巣郡北方町)

 北方町にお城の跡があるということで行ってきました。事前の調査ではどうも完全な住宅地の中にあるらしく、勝手に自動車を止めごちゃごちゃやっていると迷惑がかかり兼ねない、と思いどこか自動車を置いておくところはないだろうかと地図を見ていると「北方観光案内所」というものが割と近くにあるので、こちらに駐車してできれば観光案内していただけたら貴重な情報を得られるかもしれない、ということでまずはこちらに向かいました。

 案内所に行くと残念ながら閉店。「営業日」と書いたものが扉に張り付けてあり、どうも毎週土曜に開業しているらしいです。ご案内はあきらめ、駐車は問題なかろうと判断し、北方城に向かうこととしました。

 すぐ近くに「園鏡寺」という寺があり、空海さんが創建したお寺だそうで、案内所近くに国指定の重要文化財である山門があります。

 住宅街を歩いていくと北方城跡が現れます。小さい!このスペースでは農家住宅ですらできるだろうか!?という規模ですが、説明書きを見ると、この周辺一帯が北方城だったもので、跡地のほとんどが住宅地化しているということだそうです。

 この地にどのようなものが建っていたかは記録がなく全く不明だそうです。石垣等の痕跡はなさそうですから、天守閣以外の何らかの木造建築があったのだろうと想像できます。

 駐車させていただいている案内所に戻る道すがら真宗大谷派のお寺を見つけました。我が家が真宗大谷派のお寺にご厄介になっているので気になるのです。

 掲示板に「正信偈」を習いましょう。の気になる文字。ご住職が毎月届けてくださる真宗大谷派の月刊新聞のようなものに「正信偈」を少しづつ解説しているという連続記事があって、それを毎月読んでいる、と住職の代わりにやってきたお庫裏さんに伝えたところ、いたくお喜びいただいたことがあり、その時に「本にすればよいのに」と申し上げたところお庫裏さんは黙り込んでしまわれ、どうもすでに本は出ていたようでありました。それはそうと正信偈の連載は終了してしまい、読んだ内容もほとんど忘れているので、正信偈を習いましょう、が気になったわけですがよく見ると「定員となりました」

 この企画はなかなかの人気のものらしい。お宅が浄土真宗の方はご存じでしょうがこの正信偈は、何らかのイベントのたびに皆で唱えることになっていて、一定のリズムで唱えるため耳に残るもので、これはきちんと知りたいというニーズは大変理解しうるものです。

 さらにこの横の「竹中 智英」さんのお言葉。竹中さんは高名な僧侶らしく、この「通じ合って生きたい」も有名なフレーズのようです。「これだけなんです。」と言われるとつい「ほんとかな?」と突っ込みたくなりますが、深遠なお言葉だそうであさはかな発言は避けるべきところです。