舟木山古墳群(本巣市上保)
本巣市と岐阜市の境界にある舟木山。左側写真は後ろの山が舟木山で前の建物は富有柿センター。富有柿やその加工食品が売っていたり、料理教室的な事をしているようです。右側写真は舟木山古墳群の説明。この舟木山は物凄く価値のある山らしく、確認された古墳は290基で、徹底的に調べれば1,000基位はあるだろうと見込まれている。
沢山の古墳がありそうだからきちんと調査しましょう、となったのは平成になって以降で、それ以前にはこの山にゴルフ場を作ろうとかいう計画があったそうですし、山の南西部には東海環状自動車道のトンネルを作って通しちゃっています。

富有柿センターのちょっと東に「古墳と柿の館」というものがあって、1階が古墳にフォーカス、2階は富有柿にフォーカスした展示になっています。古墳の出土品が展示されています。どの古墳も残念ながら埋葬された人物の個性は判明しておらず、この地方の豪族的な人という感じでしか把握できないのですが、なにしろ1,000基もの墓があるとなると、現在の墓地のような感じなっていくので、埋葬していたとされる3~7世紀ごろはどんな景色だったんだろうか。
だいぶ前にこの山のふもとの土地を調べたことがあって、旧糸貫庁舎で埋蔵文化財について教えていただいたのですが、ご担当はかなりの気合で古墳群について教えてくださったので、これは市を挙げての大イベントになっているのかな、と思いました。

すぐ近くには「富有柿の里」という道の駅があります。富有柿は本巣市の「旧糸貫町」周辺の名産になっていてこの道路(本巣縦貫道)沿いには他にも富有柿専門の販売施設がみられます。
このあたりは古墳を作っていたころには政治の中心エリアであったらしく、柿本人麻呂という歌人が官僚として赴任していたらしく、歌碑もあります。

「富有柿センター」「古墳と柿の館」を出て、本巣縦貫道を少し南へ走らせると「モレラ岐阜」というショッピングモールがあります。ここは平日でも駐車場には沢山の車が駆けつけていて、私の感覚だと、「こんな田舎じみたところによくこんなに集まってくるもんだ。」という感想を持ちます。
ところでこの「モレラ岐阜」は、フードコートがかなり私好み。
①焼きそばの「長田本庄軒」がある。おそらく岐阜県ではここだけだと思うのですが、神戸風の焼きそばが提供されている。主な特徴は牛スジを甘辛く(というかかなり甘い)煮込んだものが、ちょっと太めの麺に甘めのソースの焼きそばにかけてあります。最初は「ちょっと甘いかな。」と思ったのですが、食べているうちに「これはこれで美味しい。」となって、何日かすると「また食べたい」になるという中毒性がある焼きそば。しかし!、最近AセットとかBセットという焼きそばかオムそばとスープのセットができたのですが、これは要注意!小さい文字で「焼きそば小盛り」と書いてあり、気づかずに頼むと出てきた焼きそばの少なさにびっくりする。これはいかんね。「小盛り」はあまりに重要な要素だから大きな文字で書かないと。(要素の錯誤)もしくはレジの時点で注意喚起しないと客を失います。騙された感が凄いからね。そうは言っても焼きそば、オムそばは美味しいです。
②とんかつの「たなかや」。これは岐阜市周辺ではいくつかお店があって、岐阜駅前の「シティタワー」等にも出店しており、それなりに知名度のあるお店。それらのお店だと1,500円~2,000円くらいのとんかつ定食がここだと1,000円前後でいただける。大変ありがたいお店です。
③滋賀県の名物「ちゃんぽん亭」がある。滋賀県の彦根市周辺で人気のちゃんぽん麵(近江ちゃんぽんと呼ぶらしい)のお店です。スープが塩味的になっていて(これが近江ちゃんぽんの特徴)、野菜沢山で太麺というところは長崎ちゃんぽんと共通。雰囲気が変わるので、これはこれで美味しいです。以前岐阜市の名鉄の駅にあったと思うのですがいつの間にかなくなっていて、残念に思っていたのですが、ここで見つけて「あっ、久しぶりに食べられる!」という感激が得られました。確か名鉄駅の店舗では「近江牛のステーキ丼」のようなものがあって、ちゃんぽんとセットがあったように思うのですが、見当たらないのですが、ちょっと高くなるからフードコートにはなじまないのかな?
以上