下呂市金山

 岐阜県下呂市金山町に岐阜県地価調査の林地のポイントがあり、これを見に行きました。

 金山町と言えば馬瀬川と飛騨川が町の中心位のところで合流していて、風光明媚というか風流なところです。

 さらにそこのJR駅は「飛騨金山」という駅で、以前はこの駅の名物として「栗こわい」というお弁当があり、これはもち米と栗を炊き込んだものを小さめの栗の形に握ったものと、お漬物多種+佃煮がついているというもので、まずもち米のおにぎりがおいしい。さらに添えてある多種のお漬物が合う。小学生の頃この「飛騨金山」のさらに奥地(つまり高山側に行ったところ)の「飛騨小坂」に住んでいた私は、祖父母の住む稲沢市にJRで向かうときは飛騨金山で買った「栗こわい」を大変楽しみにしていました。今のようなペットボトルではない、かなり小さめの入れ物に入ったお茶を、チビチビと飲みながらのもち米がおいしい。漬物は当時小学生の僕には正直どちらでもよい。どうもこの「栗こわい」を作っていた飛騨金山駅前のお弁当業者は廃業してしまい、今ではいただく事が出来なくなってしまったようです。無念。

 金山町にある林地の地価調査基準地は、幅員3m程度の林道を5㎞ほど入っていかねばならず、少々道からそれると転落してしまうかもしれない恐ろしい状況。さらに全国各地でクマに遭遇し引っかかれた方が頻出している中、そちらにも注意を払わねばならずタフな調査でした。もう15年くらい前になると思うのですが、高山方面に「朴ノ木平」というスキー場があって、そこの入り口付近で子熊の体当たりを自動車に受けたことがあり、その時の子熊はものすごい勢いで山に逃げて行ったのですが、反対車線を含め結構渋滞していたので、沢山の方の注目を浴びたという経験を持つ私は、このくらいの山でも突然熊は現れる感じの認識で、ちょっとブインブインと大きめのエンジン音で自己主張し、怖いから出てこないでねと祈りながら走りました。

 金山駅付近では「筋骨めぐり」という名の少々珍しい路地を散策するという観光があるそうで少し興味があったのですが、どうも90分程度要するらしく、気温38℃で、まだ仕事の最中という状況では、残念ながら見送らざるを得ず、またの機会に。

 お昼ご飯はランチに注力していると思しき喫茶店をマークしていたのですが残念ながらそこが休業で、やむを得ず何の予備知識もない中華のお店へ。唐揚げのランチをいただいていると、どうも見覚えのあるお方が入店して来られ、銀行の同期の方でした。近くに支店に来た云々で、僕としても金山町へ仕事に来て、かつランチをいただくのは初めてだったので、あまりの偶然にできればビールでも行きたかったのですが、残念ながら二人とも自動車で来ていたので見送り。

以上