営業車と伊奈波神社
(ある朔日の伊奈波神社にて)
会社の営業車を買おう、ということで本当は欲しい車はあったのですが、会社の設立というのは思った以上にかかるのです、お金が。
やむなく平成29年式のスズキ・ハスラー(7年落ちの軽自動車です。)を買いました。ですが良いのです、この軽自動車が。思った以上によく走り、広い。オフィス用にと机とキャビネット2つを買いに行ったのですが、これらを1回で運んでこれたのです。思った以上に頼りになるヤツ。よく見るとエンジンがtwincamになっています。今はほとんどの車がこうなのでしょうか。なんちゃって気味のタコメーターがついていて7,000回転まで許容されているように見える表示。走ってみるとなんとなくエンジンが軽く回っているような気になります。
このハスラーで営業を開始して初めの2、3日で「うわ、ぶつかる。(と思ったがギリギリセーフ)」ということが続き「どうすべきか。安全運転を心がけるのは当然としても向こうからぶつかってくるものもある・・・それに対しては神頼みだ。」と自問自答し、岐阜市の神社と言えば伊奈波神社に参拝することにしました。どうもお朔日参り(おついたちまいりと読む由)という言葉があるようで毎月1日の参拝が良いらしい。たしか※「澪つくし料理帳」という小説に「八朔の雪」という章があった気がする。歴史感があってよい言葉だ。
そんな訳で、創業以降なるべく毎月お朔日参りを行うよう心掛けているのです。(そうは言ってもひにちはズレるね)
ところで、このお朔日参りを始めると霊験あらたかな伊奈波神社さんはその実力を見せつけることとなったのです。
①お朔日参りの10日ほど前にうどん屋のレジで「大盛り無料券」の3枚綴りをいただき「うれしいものをいただいたな。」と思いながらポケットに入れた(つもり)のです、が事務所に戻ると、大盛り無料券3枚綴りがない、どれだけ探してもない。縁がなかったとあきらめて過ごしました。来たる初回のお朔日参りをすませ事務所に戻ると、出てきたのです大盛り無料券3枚綴りが。カバンの中の普段あまり使わないポケットの中から。
②会社の事務用品(付箋、ノート、ペンなど)を買い領収書をカバンにしまって(つもり)事務所に戻り、経費処理しようとカバンを開くと領収書がない。これもお朔日参り後に事務所で、カバンに入れていた本に挟まっている状態で見つかったのです。
ご利益話(単に書類の扱いが雑なだけの可能性もある)はさておき、本来のご参拝の目的である「先月はお守りいただいたおかげ様をもちまして無事故で過ごすことができました。今月も気を緩めることなく精進します。」という感謝・ご報告のため、お朔日参りを続けていこうと強く思います。
※「澪つくし料理帳」 少々お涙頂戴の感じはあるものの、なかなかよくできた小説です。時代物の料理小説。
(関ケ原古戦場記念館の駐車場にて)