星が吸う水(村田 紗耶香) 日経新聞すこし追加

 表題作+1編(「ガマズミ航海」といいます)いずれも、女性目線で性についての常識的な通念を破壊しようとする村田先生が得意とするテーマ。こうなるとなかなか紹介や感想などを公表するのは難しいですね。私が言えるのは、社会通念の破壊が目的なら(ひょっとして村田先生はそれが目的ではないのか)性に行かないで、別のものでもよさそうなものですが。つまりある単語があってそれが人によって定義が異なりうるもの、例えば食事・運動・仕事など。そういったものなら、常識的な意味と、少々極端な定義づけが対立するなら、その対立によってその単語の意味の掘り下げになりそうなこと。食事なら「生きていくために食べる」「純粋に楽しみとして食べる」などの対立がその例ですが。そういったものだと公表できるし、知人との話題にすることがデキるのですが、性となるとなかなかそれがしづらい。

 まぁ、そこに村田さんの作品の存在意義があるといえるのかもしれないです。

 今回は、ちょっと掘り下げがなくてすみません。

 ところで、アマゾンのこの本の紹介文は表題作と「ガマズミ航海」が混乱した内容になっていると思う。この文章って誰が書いているのかな。ライターなどだったら明確な失敗だ。

 あまりに分量が少ないので日経新聞の「6月30日 経済教室『企業版財政民主主義に打撃』」について簡単に触れます。

 企業版のふるさと納税があるのですが、これが制度上少々問題を抱えているようだ。最近福島県でDMMのグループ企業で救急車をずるいやり方で納品して、どうもDMMがうまく儲けていたようで、これなんかは犯罪的な手法なのですが、そうでなくて通常の企業版ふるさと納税であっても、寄付の美名を持ったまま自社の利益誘導にしうる。明確に制度設計上の問題なのではいだろうか、ということです。

 よく消費税について還付金等の制度上の問題点が指摘されることがあるけれど、どちらかというとこの企業版のふるさと納税の方が欠陥は大きいように思う。それでも指摘されることが少ないのは、某超大手企業がこれをうまく利用しているからか?指摘して逆鱗に触れると考えるとちょっと怖いですね。

 今回は遠回しの話ばかりですみません。

以上